ニュースリリース

しなやかエンジニア教育プログラム(試行プログラム)グラフィックデザイン・ワークショップを実施しました

2019.03.23

2019年度より開始する「しなやかエンジニア教育プログラム」の試行プログラムの最終回として、2月26日(火)・27日(水)の2日間にわたり、グラフィックデザイン・ワークショップを開催しました。

「グラフィックデザインへの挑戦」をテーマに、第1部は、本校教員である機械工学科の谷口准教授と電子制御工学科の玉木准教授の指導のもと、3DプリンタやカッティングマシンなどのFAB機器の実際の使い方、並びに3Dモデリングの実習を行いました。実習では、FABの定義や使用ルールなどの説明を受けた後、FAB機器などを活用して2つの設計加工を体験しました。1つは、機械工学科棟3Fコンピュータデザイン演習室にて、SolidWorksによるデザイン造形講習を受け、各自のイニシャル入りのキーホルダーを設計デザインしました。もう1つは、ものづくり実験実習棟 設計加工実験室にて、FAB機器による加工実演や安全講習を受け、3Dプリンタや数値制御切削加工機を実際に動作させ設計加工を行いました。

第2部は、奈良を拠点に事業展開されているデザイン事務所「カミヒコーキ」の北川けいた氏・北川恭子氏を講師としてお招きし、しなやかエンジニア教育プログラムのロゴマークの制作を2日間にわたり行いました。今回は、学生が仮想的にデザイナーの立場になってみる形でワークショップを進めました。

1日目は、初めに講師の先生より「デザインの仕事とは?」についての説明や「ロゴデザインとはどういうものなのか」というガイダンスが行われました。その後、本校の顯谷特命教授が仮想的にロゴ発注者(クライアント)となって、しなやか教育プログラムとは何か、発注者の立場で説明しました。さらに理解を深めるために、グループに分かれてロゴ受注に関しての疑問点等を洗い出し、質疑応答の時間を設けました。午後からは、ロゴのコンセプト制作に取り掛かり、ロゴマークの下書きを行いました。なかなか形にまとまらない学生や、たくさんのアイデアを紙に描き起こしている学生など、それぞれの制作ペースで熱心に取り組んでいました。その後、デザイン制作ソフト(インクスケープ)の操作方法について説明を受け、簡単な図形を描く練習を行いました。1日目の最後には、下書きの段階での各自のコンセプトについて発表を行いました。学生同士でコンセプトを共有することで、新しい気づきを受け合い、翌日の制作での更なるブラッシュアップに備えました。

2日目は、デザイン制作ソフトを用い、各自ロゴマークを形にしていく作業を行いました。学生は思い描いたデザインをデジタルデータに落とし込む難しさを感じると共に、ソフト上で色や形などを素早く変更し、デザインを膨らませていく楽しさを実感したようです。午後からは、一人ずつ制作したロゴのコンセプトとデザインの意図について発表をしました。各自の思いが詰まったロゴマークが完成し、学生の発表からそれぞれのこだわりを感じることができ、しなやか教育プログラムに対して本質を追求しようとしている姿勢が伺えました。講師の先生からは、短時間での制作にも関わらず予想以上の出来栄えに驚くとともに、それぞれの思いが描かれた素晴らしい作品が出来上がったとの講評を頂きました。

最後に、振り返りの時間では、グループに分かれて話し合いました。振り返りの中で、「自分が考えもつかなかった案が発表者毎に感じ取れた。特にひとつの言葉(例えば「しなやか」という言葉)でも多種多様な発想があった。」という声や、「クライアント(今回の場合、学校側)の意見を取り込んで、それを図という抽象的なものに表現するという経験はなかなかすることはないため、とても貴重な経験でした。」という感想が寄せられました。また、「1つのテーマに沿って大勢で考える際、誰かの意見を聞いて参考にするのも1つの案だが、一人で考え尽くせるところまで考え尽くしてから聞くと、より新鮮さが感じられたので、それらを他の「考える場」で活かしていきたい。」という意見も出され、学生にとって多くの気づきを得ることができた有意義なワークショップとなったようです。

今回のワークショップで制作したロゴに関しては、講師であるカミヒコーキ様の方でデザインロゴの観点から1作品を選び、しなやかエンジニア教育プログラムの象徴として本教育プログラムのホームページや様々な広報媒体に広く使用してまいります。

今回、デザイン事務所「カミヒコーキ」の北川けいた様、北川恭子様には多大なるご協力を頂戴しましたことに感謝申し上げます。有難うございました。

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